次の世代に向け3

核反応の連鎖が高熱を発する。
この結果、核燃料は解け落ちた。
そして、残念ながら現在は行方不明である。

問題なのは炉心溶融に至った後の溶けた燃料棒の挙動である。溶融した燃料棒は、「デブリ」と称される塊となり、自己崩壊熱のため3000℃といった高温体となって動く。
多摩大学名誉教授 那野比

と、してさらに、かく、いう。

デブリの挙動に関しては、高熱によって、燃料棒が入っていた圧力容器を突き破り、外側の格納容器底の水に反応して水蒸気・水素爆発を引きおこす。さらには 爆発で残ったデブリ中の核分裂物質の量が限界質量を超えて亜臨界に達し、断続的に発生する連鎖反応によって大量の超危険な中性子がまき散らされる。
多摩大学名誉教授 那野比

教授は、遠慮気味に、「亜臨界」としているが、臨界であっても、何ら不思議は無い。
とても怖いことなのだ。
15Apr21