デブリという存在

核燃料デブリは、いずこ。
これは誰もが知りたがっている最大の関心事だ。
これを探るべく、探査がなされている。
カメラ付きのロボットも、その一端を明かしたいと勉めている。
カメラが一月末に、福島原発第2号炉に投入された。
そして、新聞は
「(その映像が)デブリを捉えている」
といっているのだが、そんなに都合良く、溶け落ちたデブリが映っだのだろうか。
核燃料の燃え滓かどうか、むしろ燃え盛っている高温の核燃料がそこにはない。
むしろ虚ろにみえる大きな孔が映っていた。
だから、その孔の先に燃料はドロドロにとけておちてしまった、、、
のではないかと思える。
デブリがその先に映ってくるというか、映像化されることが、未だ不明だと思う。
 
溶け落ちた核燃料は、未だ強烈な核反応を引き起こしている筈だ。
それに、地下深くチャイナシンドロームで溶けて居るのでは。
さらに、潜っていってしまっているのじゃなかろうか。

デブリの取り出しは、現世のこととはとても思えない。
未来に引き延ばされた負の遺産なのだ。

この世のありとあらゆる事象の、すべての「分かり難さ」
このことは、ここから発している。
17Feb06