2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

マンガ評論は可能か-イメージの処方

受け手は誰か。 この文章一つ、誰が読んで受け止めているのだろうかを考えてみる。 例えば、深夜寝静まった街の、その、つい窓の外を怪物が蠢いて、動き回っているかもしれないのだ。では、徘徊するものとはいったい何物か。いま頻りに話題となっているウェ…

座間味村

「集団自決」は我が国の軍事史に於ける、忌まわしい出来事の一つである。 このなかに座間味村の証言がある。これは、「村長自らが、自発的に〈自決〉を申し出た」ということになっている。公には村長の申し出が歴史的な事実として印象づけられているのだろう…

より過激な方針

かって、学生運動が激しく荒れた季節があった。 六十年から七十年代にかけての頃である。 その頃の学生運動の方針は、革命を志向し、少しく荒唐無稽なところがあった。 ところで、よくも悪くも京都は狭い。 そんなところへたくさんの大学がひしめき合う。あ…

偽改革

近頃世界経済の展望の中で「サブプライム問題」なんてことをいっているが、アメリカの時代が終わったという単純な事実だよ。とっくの昔に終わっていたものを、金融工学か何かで引き延ばししてきただけに過ぎないじゃないの。 BRIsCなどの新興国が勢いを…

温暖化魔術

年が明けたら急に「地球温暖化」かよ。 いまここに「壊れハンマー論」ということを提唱したたい。 これは、出ている釘を打つのに、素手でやるかということだ。 誰にも分かっていることだけど、道具がいるだろう。 釘を打つならハンマーだよ。 もしもハンマー…