デブリという存在

核燃料デブリは、いずこ。 これは誰もが知りたがっている最大の関心事だ。 これを探るべく、探査がなされている。 カメラ付きのロボットも、その一端を明かしたいと勉めている。 カメラが一月末に、福島原発第2号炉に投入された。 そして、新聞は 「(その…

純粋言語とは(その2)

純粋言語についての続きである。 読んでる本が面白いと、前号で書いた。ものが語りかける世界である。というと、人が語りかけることを受け止めるということは日常普段にあるとして、「もの」がとなると、難しい。それが、何の話しか分けがわからない、という…

純粋言語とは(その1)

瀬尾育生の『純粋言語論』を読んだ。 「純粋言語」とは、とてもおどろしいものいいである。本書の後付けをみると、震災の一年後に刊行されている。わたしは、あれをみて身震いした。その後の福島を追うにつけ、それで心がざっくりと刳れてことばを失うほどで…

いままた親鸞へ

いままた『最後の親鸞』に興味をかき立てられる。 広く団塊の一員と目される世代にわたしは属しているのだろうか。 日頃私の帰属はどこにもない、と、自負している自分であれば、団塊の仲間に属するなどということは、まさに恥でしかない。それでも、この世…

「悪」とは何か?

姜尚中の『悪の力』を買ってきて読んでいる。この本は、近頃起きた殺人事件の数々から書き起こしている。それにしても戦慄すべき恐ろしい事件の数々である。このなかから悪を取り出して考察するのであるが、驚くべき事件で、人々を震え上がらせた。 そこから…

次の世代に向け3

核反応の連鎖が高熱を発する。 この結果、核燃料は解け落ちた。 そして、残念ながら現在は行方不明である。 《 問題なのは炉心溶融に至った後の溶けた燃料棒の挙動である。溶融した燃料棒は、「デブリ」と称される塊となり、自己崩壊熱のため3000℃といっ…

次の世代に向け2

その後の新聞報道によると、こうらしい。 2号炉の中へロボットを投入。 これは配管のなかを伝って投入された。 したがって、蛇型をしている。この蛇が、原子炉の中へ入っていった。 そして、内部の画像を送って来た。 それに因ると、デブリらしい画像は見当…

次の世代への付け

新聞報道によると、こうらしい。 福島原発一号機の核燃料が解けて落ちた。 そして、何処にも燃料らしきものが。ないらしい。これって、いわゆる、チャイナ•シンドローム。 地面を突き抜けて、地球の反対側までいってしまう。 そういう想像は漫画にしても、不…

アベノミクス解散だって?

デフレ時代の年金生活者は、出費を極力抑えようとする。 安物買いに入れこんでいた親父は、量販靴店で、ワンコインのゴム靴を買って、 「お前、これを履いたらどうか」 といって、差し出して、閉口させられたものだった。 今、デフレの克服をアベノミクス政…

アルト•ハイデルベルヒ

先輩から連絡をもらいました。 「十一月六日(木)に、大学で聴講しないか」 という、お誘いでした。 その場で、教授に紹介して頂けるとのことでした。 是非お願いしたい、と、返事申し上げました。そこで、まずオフィスのアポイントを代えてもらいました。 …

再送: 土川 三郎さんのLinkedInつながりリクエスト

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さる学会にて

学会に参加した。 演題の中には、興味を引くものがあった。 その中から、いくつかについて、 記憶の残るものを挙げてみたい。さて、メインテーマは、 「インプラントの成功率向上」 というものであった。 インプラントをやる歯科医療機関にとっては、愁眉の…

「ストロン」か「スぼくくちン」か?

「スぼくくちンチウム」を、カタカナ漢字まじり表記すると「ス卜口ンチウム」となります。 これ、目でみただけでは、別読みしますよね。 「原子力」や「東京電力」は、これを「原子カ(か)」や「東京電カ(か)」としてあるとか。 検索逃れの巧緻なテクニッ…

長いお別れ

村上春樹翻訳の『ロング•グッドバイ』の、文庫版を買ってきた。かなり厚い、したがって、けっこう読みでのある本だ。これを街カフェのアメリカンを白湯で伸ばして、ほうじ茶よりちょっと濃い程度にまで、すなわちブラックをブラウンにする程度なのだが、それ…

またもや〜酒井順子

酒井順子さんに惚れ込んでいる。酒井さんのエッセーで、またまた面白いものを発見した。週刊誌『週刊現代』のコラムだ。ここでは、「文章に付いて」書いている。 これが原稿用紙の升目にむかったものと、スマホやブログに対して書き込むものとは、文体が違う…

ウクライナ緊張 その2

クリミヤの独立を主題にして、クリミヤ共和国の住民投票にかけられようとしてきている。そこへ降ってわいたのがクリミヤ•タタールの問題だ。第二次大戦中にクリミヤに住むタタール人は、スターリンが追放離散させた。対独協力者としての嫌疑に因り、クリミヤ…

ウクライナの緊迫

ウクライナ情勢は、このところ一気に緊迫の度合いを深めてきている。クリミヤ半島の軍港セバストポリに展開するロシア海軍は、近隣のウクライナの部隊に、 「武装解除して投降せよ」 と、命じたという、未確認情報もある。 ヨーロッパはこの緊迫に色めき立っ…

年寄りの日向ぼっこ

年の始めの松もとれかかったある日のことだった。陽光のきつい日で、窓越しに暖ったかい日差しが差し込んでくる。そのとき訪れた人に因ると、 「外はとても冷たい」 のだそうだ。 ところで、そこには、年寄りが居た。寒い冬がすっかり苦手になってしまった自…

暇人ーイマジン

暇人なのだからか、時間の使い方がなっとらん。 こういうやつがやってきた。 この男と来たら、毎日暇を持て余している。 こちらに仕事がないときに限って、やってくる。 そしてこいつはいつもだらだらと居続ける。 こちらはさっさとパソなどに向かっちゃって…

女性犯罪の凶悪化〜酒井順子

近頃、女性犯罪・・が、目につく。 それもかなり凶悪化してきているのである。 こういう社会参加を、女性たちが、皆、〈歓迎〉しているわけはなかろうが。 それにしても、で、ある。 社会進出が甚だしい。 それには、どういう背景があるだろうか。 家庭の頸…

よしこさぁ〜ん

櫻井よしこは常日頃から、何処の人だろう、と疑問に思ってきた。この人は、生活感が稀薄で、出身が不明である。言い換える宇宙人じゃないかしらという懸念を抱かせた。よくいって、コスモポリタンみたいに見えるのだ。 いま手許にある『週刊ダイヤモンド』で…

斜坑掘る、しか、…。

福島原発から、高濃度の汚染水が、海洋に漏れ出ているらしい。このことを連日新聞などで報道している。甘利経産大臣も、東電に注意を促した。 東電福島原発の湾内では、トリチウムが高濃度で出ているという。自然界には、自然に生成するトリチウムがある、と…

福島海洋汚染から読み取ること

地上で人類が体験した原子炉爆発事故は、スリーマイルとチェルノブイリ、そして福島である。これら爆発事故の収束において、大まかに展望すると、スリーマイルでは、核燃料の取り出しが、一部始まった。チェルノブイリは死棺で封じ込めただけで、収束が、ま…

原爆記念日に思う

八月六日は六十八回目の原爆記念日である。広島に原爆が落とされてから、六十八年が経ったということでもある。日本は唯一の被爆国であった。その後チェルノブイリが起きて、今また三年前の福島の原子力発電所が、核?爆発を起こした。現在でも、原発付近の…

春の足音

このところ水も暖かくなって、春が忍び寄るというのではなく、バタバタやってきた慌ただしさだ。出勤途上の庭野拳の花芽も膨らんできた。梅の花はとうに開花を迎えている。木下で木の芽田楽を食べたい。 当地では赤味噌の田楽を食べる。これが香ばしくて旨い…

秋の日の想い

あれほど日射しの強かった日も陰り、そろそろ爽やかな秋風がわたり始める夕べ、茹でた栗をいくつも頬張りながら、ジャズボーカルのマイロマンスを聴く。栗の渋みの強い文字通り渋皮を噛み、甘い実をごくりと咽に通すのは、美味しいものを受け入れる有難味の…

国会の事故調査委員会が、菅元首相の事情聴取をしたが、突っ込みが足りない。それは調査委員の側の覚悟の無さが成せる技だ。 その総括が「菅リスク」だと! 野党腹の屁っぴり腰では、あの当時日本政府首班としての、決死の覚悟の菅の批判は、到底できんじゃ…

ミサイル空中分解か!

今朝北朝鮮はミサイルを発射した。 だが、直後にバラバラに分解した模様だ。 ということは事故か、何らかのサボタージュ? 迎撃を含めて、ミサイルは破壊された模様である。 これがもし失敗だと考えるとどうなるか。 想定する限りではかなり安心できる。 ま…

震災後一年

顔面蒼白。 真っ青の、間抜け面を晒すしかない。 自画像はみ難く歪んでいる。 こんな顔しか描けないのだ。 そろそろ、一年という歳月を意識する、そんな頃がやってくる。つまり、震災とその直後の自己は、一年前のことだ。 そのときは、我ながら情けない状態…

どうなってるんだ、福島!

一月一日早々に地震。 まだ、元旦も明けやらぬ頃に、浜通のさほど遠く無い所を震源とする地震があった。二日には降下するセシウム137が急増した。 いったいどうなっているのだ、野田総理。 福島は収束したのじゃないのか?そんな分けないよな。長崎は6キロ…